いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます。
先日BP材関東工場を見学しましたので、その紹介をさせていただきます。
今までのBP材のブログはこちらをご覧ください↓↓↓↓
BP材ってご存知ですか?
https://www.jutec-mokuzouhijuutaku.com/blog/3600/
BP材 関東工場 稼働
https://www.jutec-mokuzouhijuutaku.com/blog/4482/
BP材にて大空間を実現!【TKS構法事例】
https://www.jutec-mokuzouhijuutaku.com/blog/4737/
杉や桧などの製材(芯持ち材)をエポキシ樹脂で圧着し、
①束ねる(Binding)②重ねる(Piling)という手順を経て
出来上がったものがBP材です。
図にすると以下のようになります。
こちらが実際のBP材の写真になります。
5本、3本ずつ重ね(Piling)、束ねた(Binding)写真になります。
こんなに大きい柱なるんですね。
BP材に使用する製材は、曲げ強度試験により一定の水準以上の
機械等級に達したもののみを採用しています。
杉 E70、90、110
桧 E110、130
上記以下の強度の製材はBP材としては使用できず、弾かれてしまいます。
下の写真のように曲げ強度試験で判定された数値が黄色で書かれています。
このように個々の製材品には、強度によるバラツキがあり、
曲げ強度が低いこともあります。
ですが、製材品を厳選し、さらに束ね・重ねることによって、
強度・経済性・加工性を高められ、木の建築設計の可能性を広げる事が
できると私たちは考えております。
S造・RC造で大型建築を計画している方は、
是非BP材による木造建築も検討してみてはいかがでしょうか。