木材は火事の際に燃えやすいイメージですが、
弊社取扱いのBP材(杉角材の集成材)は
石膏ボード等の被覆なしでも準耐火構造が可能です。
先日実施した燃焼試験を合格しました。
下記写真はBP材を実際に燃やした試験です。
まずBP材を燃焼室の中に入れます。
柱想定のため長さ方向に圧力をかけます。
燃焼時間は75分。温度を1,000℃まで上げます。
燃焼後に試験材の燃え残りがどれだけあるか、
またどれだけ圧縮されるかを検証します。
1.試験前 BP材 3,300㎜×450㎜×450㎜
2.BP材の下方向から606.3kN(60,630kgの荷重)の圧力をかけます。
長さ3,300㎜の1%以内(33㎜以内の)縮みであれば合格です。
3.試験開始です。
4.燃焼中
5.1,000℃で75分燃焼
6.結果、長さ方向の収縮は1.2㎜のため合格です。
7.燃焼終了 燃焼室をクールダウン
8.取り出し
表面が炭化しています。
9.試験材断面
10.燃えしろを測定
11.燃えしろ測定(拡大)
表面から燃えた箇所まで70㎜のため合格です。
合格基準は燃えしろが85㎜以内です。
上記試験結果から準耐火での構造材利用が可能です。
BP材に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社ジューテック 市場開発部 木構造チーム
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